皆様こんにちは。福祉のキャリアカレッジです。昨今はさまざまな分野にAIが導入されていますね。「AIの導入によってなくなる仕事がある」などと聞かされると、「介護業界はこれからどうなっていくのだろう」と心配になる人もいるかもしれません。そこで、今回のテーマは「介護業界にAIが導入されても、介護職の未来は大丈夫といえる3つの理由」です。これから介護業界で働いてみたいと思っている人はぜひ参考にしてください。
介護職がAIに取って代わられない3つの理由
介護業界にAIが導入されても、介護職の仕事はなくならないといえる理由は、主に以下の3つです。
- 介護の需要はこれからも増え続ける
総務省の統計によると、日本の人口は年々減少している一方で、全人口に占める65歳以上の割合は上昇の一途です。2023年時点では、65歳以上の占める割合は29.1%ですが、2030年には30.8%、2040年には34.8%になると推計されています。高齢者が増えるほど、要介護人口も増えるので、介護の需要が今よりも減ることは考えられません。
- 介護職は担い手が不足している
高齢者の割合が増える一方で、年々若年者の割合が減っています。これは、介護を要する人が増え続ける一方で、介護の担い手が減っているという状態です。介護職の需要が増え続けている中、担い手が減っていくので、介護職になりたいという人は貴重な戦力として歓迎されます。
- AIには得意分野と苦手分野がある
AIは、画像や音声の認識、ルールに沿った作業や判定、自然言語の処理、数値の推論や予測などが得意です。しかし、AIは何か物事を新しく生み出したり、相手の気持ちを汲んで行動したりすることはできません。介護職が行っている仕事のすべてをAIができるわけではないので、取って代わられることはないでしょう。AIが得意なことはAIに任せ、人間しかできないことは人間が行うというように、仕事のすみわけがされることになります。
AIの導入によって負担が軽くなる介護職の仕事内容とは?
介護業界の場合、AIが導入されることによって仕事がなくなるということはありません。むしろ、これまで介護職にとって負担の大きかった作業をAIに任せられるため、提供する介護の質を向上させられます。具体的には、以下のような作業をAIに任せることが可能です。
・行動のモニタリングと蓄積データの解析
・ケアプランの作成
・介護リフォームの設計支援
・送迎計画の作成支援
さらに、移乗などの力仕事を代わりにやってくれる介護ロボットの導入、情報共有や見守り等のICT化になどよっても介護職の負担が軽減されることになるでしょう。
AI導入後の介護職の働き方
まだまだ介護の現場はAIの導入が始まったばかりです。しかし、今後急激に導入が進むことが考えられます。その際には、AIを敵対視するのではなく、介護職にとって負担の大きい仕事を代わりにやってくれるパートナーという見方をするのがよいのではないでしょうか。ICT化で事務作業の効率が向上するうえに、AIや介護ロボットの導入で身体的な負担も減らせます。
また、AI導入後の介護職は、任される仕事の範囲が分かれていくでしょう。AI導入によって生み出される時間は、利用者やご家族とのコミュニケーションや自分のスキルアップ、利用者個々のニーズに対応した人間ならではのケアなどに費やすことが可能です。AIに対する苦手意識を持たず、共存していける人なら、末永く介護職として活躍することができます。
いかがでしたか。AIが導入されても介護職の未来は明るいということが理解できたでしょうか。AIに取って代わられるのではなく、AIと人間がそれぞれに向いた仕事を担当することで、効率が良くなり、介護職の負担も小さくなります。ただし、過渡期は上手に活用できている施設とそうでない施設の差が生じそうです。上手に活用できている職場で働けるように、就職や転職に有利な資格を取得しておくことをおすすめします。
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