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2024.07.02 更新

将来はケアマネジャー(介護支援専門員)を目指したい!最短で何年かかる?

皆様こんにちは。福祉のキャリアカレッジです。皆様の中には、早い段階から将来のキャリアアップについて考えている人もいるのではないでしょうか。「介護福祉士の資格を取って介護のスペシャリストを目指したい」「ある程度の年齢になったら実務から離れて、ケアマネジャー(介護支援専門員)を目指したい」など、自分なりの未来図を思い描いていることでしょう。そこで、今回は、今後ますますニーズが高まることが予想されるケアマネジャーを目指す場合の道筋について解説します。

ケアマネジャー(介護支援専門員)とは?

ケアマネジャー(介護支援専門員)は、介護保険法で規定されている専門職で、国家資格ではありませんが、各都道府県に登録が必要な公的資格です。ケアマネジャーの仕事は、大きく分けると次の3つになります。

  • 介護サービスを必要としている人やその家族が、適切な介護サービスを受けられるように相談に乗ったり支援したりする。
  • 介護保険を利用するためのケアプランを作成する。
  • サービス業者との調整をする。

いわば、介護サービスのトータルコーディネーターのような役割で、介護保険施設や居宅介護支援事務所には必ず置かなければならない職種です。

ケアマネジャーは最短何年でなれる?

介護未経験、無資格からケアマネジャーを目指すなら、最低8年はかかります。ケアマネジャー試験を受けるためには、まず受験資格を満たさなければならないからです。2018年度以降、ケアマネジャーの受験資格が厳格化され、対象が特定の国家資格を保有している人か、介護施設等で相談援助業務に従事している人になりました。

 

指定の国家資格は医療福祉系のもので、当然ながら介護職の国家資格である介護福祉士も含まれています。しかし、資格を持っているだけでは不十分で、指定の国家資格に基づく業務の実務経験が通算で5年以上、従事した日数が9000日以上必要です。介護施設等で相談援助業務に従事している場合も同様で、定められている相談援助業務に通算5年以上、従事した日数が900日以上なければなりません。

 

介護職がケアマネジャーを目指す場合は、まず介護初任者研修から介護福祉実務者研修を経て、介護福祉士の国家資格を取得し実務を積むという道筋を通るのが一般的です。介護福祉士の受験資格を得るまでに介護現場で3年以上の実務経験と介護福祉実務者研修の終了が必要になります。介護福祉士の国家試験も、ケアマネジャーの資格試験も実施されるのは年1回なので、順調に進んだ場合でも、最低8年はかかるわけです。

将来的にケアマネジャーを目指すメリットとは?

将来的にケアマネジャーを目指すことにはどのようなメリットがあるのでしょうか?将来ケアマネジャーを目指した方がよいのは、以下のようなメリットがあるからです。

 

  1. 自分の知識や経験を利用者のマネジメントに活かせる

人により、受験資格を満たした国家資格は異なりますが、自分が積んできた実務経験を、ケアプランの作成に活かしやすくなります。仕事次第では、介護サービスを必要とする人やそのご家族のQOLを高めることにつながり、感謝されるようになるでしょう。

 

  1. 体力的な負担を減らせる

ケアマネジャーとしての仕事はデスクワークが中心です。初めから目指して計画的に準備を進めていれば、体力的な負担が辛くなってきたころにはケアマネジャーに転身できるかもしれません。年齢が高くなっても長く続けやすくなります。

 

  1. 日勤が中心でワークライフバランスを取りやすい

現場で介護職としての実務を積んでいるときとは違い、基本的に夜勤がありません。夜勤が辛いという人や、負担が大きいと感じている人には、メリットが大きい部分と言えるでしょう。ただし、施設によっては、介護職とケアマネジャーを兼務している場合があります。その場合は、夜勤があるかもしれません。気になる場合は、就職する前に、確認しておくとよいでしょう。

 

  1. 介護職員からなった場合は収入がアップしやすい

勤務先によっても異なりますが、ケアマネジャーの方が、介護福祉士よりも給与が高く設定されているのが一般的です。厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、介護職員の平均給与が31万7540円、介護福祉士の平均給与が33万1690円、ケアマネジャーの平均給与が37万6240円となっています。

 

いかがでしたか。今回は、ケアマネジャー(介護支援専門員)を目指す道筋について解説しました。実務者研修を修了された方にとって、介護福祉士が一番身近な目標かもしれません。しかし、その先にあるケアマネジャーにも目を向けてみると、より計画的に実務を積んでいけるのではないでしょうか。

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